デンデン農園は伊万里市の西部、国見山系の標高300mの山々に囲まれた東山代町川内野集落にあります。

豊かな自然に恵まれる川内野地区は特に米の生産が盛んで、
「川内野の棚田」では村おこしの一環として「黒米」の栽培や加工品開発の地産地消活動に地域住民が熱心に取り組んでいます。
また、都市農村交流イベントや地元学生との協働プロジェクトなども行っています。

これらの活動が評価され、平成20年には農林水産祭むらづくり部門最高賞となる農林水産大臣賞を受賞、令和2年には「佐賀県指定棚田地域」に指定されています。

佐賀大学生や地元建設会社と共に、イノシシ除けのワイヤーメッシュをイルミネーションで彩る企画です。
約400メートル連なるイルミネーションが大自然の中に浮かび上がる幻想的な姿が、訪れる人や地域住民から好評を得ています。
毎年8〜12月に点灯され、期間中はコンサートなども開催しています。

伊万里農林高校（現伊万里実業高校）との共同プロジェクトは15年以上続いています。
令和3年には、伊万里実業高校のフードプロジェクト部とコラボレーションし、「黒米クッキー」を開発しました。

クッキーは粉末状の黒米とゴマを生地に練り込み、しっとりした食感と黒米・ゴマの香ばしい風味が広がる生徒たちの自信作。
黒米の収穫の際に出るくず米を使用することで食品ロス問題にも挑戦してくれました。

農産物の栽培から収穫まで行う農業体験、さらには調理を通じた食育活動を小中学校と連携して取り組んでいます。
また、川や海の汚染を防ぐため薬品や洗剤を使わず、環境浄化剤「マイエンザ」を用いて「環境に優しいプール掃除」をする取り組みも行いました。

若年層を対象に農家宅に宿泊しながら、農作業や調理、草木染など農村ならではの体験をしてもらっています。
コロナ禍の現在は実施が難しい状況ですが、またいつの日か再開できれば嬉しいと思っています。